子供達が幼児の頃は旅先といえばリゾートでした。
海やプールなどは必須で、ホテル内やホテル近郊で楽しめて
子は楽しくて親はリラックス・・みたいな。
小学校中学年以降は観光を含ませたリゾート地。
中学校からは観光メインの旅行となってきています。
今回はお花見and古墳が目的の一泊旅行となりました。
西都原古墳群
宿泊したホテル、THE MEIBIA MIYAZAKI

ホテルの近くからレンタカーで一時間で西都市に着きました。
西都原古墳群(さいとばるこふんぐん)は
日本最大級の古墳群で、日本遺産にも認定されています。
3世紀半ばから7世紀前半に築造されたと推定されています。
西都市の西都原台地に、東京ドーム233個分の広さに古墳群があります。
前方後円墳31基、円墳286基、方墳2基など、319基の様々な古墳があります。
素敵なのは
一帯が公園になっており、古墳を眺めながら散策できるのです。
まずビジターセンターにて案内資料をゲット。
てくてくお花を見ながら西都原考古博物館へ。

入場無料。
西都原古墳群から発掘された資料が展示してあります。
縄文時代からの人類の歴史・道具や生活様式の発展を
流れを追って分かりやすく展示してあります。
時間がなかったためじっくり見て回ることはできませんでしたが
なかなか興味深い内容でした。

考古学博物館の展望台より。
大小様々な古墳が沢山見ることができます。
私たちが実際に足を運んだのは
鬼の窟(おにのいわや)と呼ばれている円墳です。
なぜ鬼の窟と呼ばれているのでしょうか。
以下、西都市観光協会のHPより抜粋です。
西都原あたりにいた鬼が、コノハナサクヤヒメを見初め父神のオオヤマツミノカミに「嫁にください」と申し出ました。オオヤマツミノカミは困り「明朝、夜明けまでに大きな石の岩屋を造れ、それが出来たら娘をやろう」という条件で岩屋を造らせることにしました。鬼は喜び岩屋造りにとりかかり夜明け前に岩屋は完成し、安心した鬼は眠ってしまいました。 一方、出来る筈は無いと思っていたものの心配になったオオヤマツミノカミが様子を見に行くと驚いたことに岩屋は完成していました。
オオヤマツミノカミは、疲れて眠り込んでいる鬼に気づかれないように岩屋の天井石を1枚抜き取り投げました。そして、オオヤマツミノカミは岩屋が完成していないことを理由に鬼の申し出を断わりました。
コノハナサクヤヒメは鬼のお嫁さんにならなくて良かったけれど、可哀想なのは鬼、それからこの岩屋は 「鬼の窟」と呼ばれるようになりました。
特徴としては、この西都市原古墳群の中で唯一
横穴式石室 であるということです。
墳丘の側面に穴を掘り、そこに石室を置く構造です。
竪穴式石室は墳丘の頂部に穴を掘り、石室を入れ、棺を埋葬し、その上に土を盛るため二度と開けられません。
一人のための、一人だけのお墓となります。
一方、横穴式石室は棺を一旦埋葬した後でも、入り口を開ければまた別の棺を追加で入れることができます。
家族が一緒の石室に入ることができます。
この鬼の窟と呼ばれる西都原206号墳は
古墳群最後の首長墓とのことです。

墳丘の外側には外堤が巡らされています。

外堤から墳丘の方へ

石室の中へ入っていくことができます。

余裕で歩き回れる広さです。
羨道のサイズは、奥行き4.82m、幅2.29m、高さ1.8m
この奥にある玄室は奥行き4.82m、幅2.29m、高さ2.15m
で全て切石で積み上げられています。

外堤から眺めた感じ。

説明がありました。
長めの良い古墳群ですね。
西都花まつり
3月末から4月の上旬にかけて花まつりが開催されるようです。
当日は日曜日でしたので出店やライブがあり
とても賑わっていました。

2000本の桜と30万本の菜の花が彩っています。

菜の花が沢山!

お友達へお土産を買い
出店でチーズハットグをゲット。
外でいただくのは格別に美味しいですね🎵
感想
古墳群と花まつり両方を楽しめて最高でした。
春休みのこの時期に訪問するのはベストかもしれません。
寒くも暑くもなく、かなり歩きましたが気持ちの良いお散歩になります。
一方、レンタカーで行きましたが
当日は日曜日ということもあり駐車場がとにかく満杯で
公園には広い屋外駐車場があるのですが、停めるまで30分くらいかかりました。
時間に余裕を持って遊びに行くことをおすすめします。
また、宮崎名物の辛麺を食べて帰るつもりでしたが
15時になると近隣のお店は一旦閉まってしまい
どこにも入ることができませんでした。泣。
予めお店の開店時間をチェックしていた方が良いですね。
一泊二日の弾丸旅行でしたが
歴史も学べましたし、お花見もできて
大満足。
良い思い出になりました。
最後までお付き合いくださりありがとうございます❤️
なないろ
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