バレエって華やかで憧れるけど敷板高くて。。。
そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。
そんなバレエの世界に足を踏み入れてしまいましたので
今日はご紹介します。
習い事としてのバレエ・費用
体が柔らかいうちに・・という思いから
比較的低年齢で始める方が多いと思います。
- 小学校入学前
- 小学校中学年
- 小学校高学年
- 中学生
- 高校生
大体こんな感じでクラス分け・節目があります。
①小学校入学前
バレエの足のポジションを習ったり
ご挨拶、姿勢、足の使い方、柔軟、スキップ・・・等
楽しみながら基礎を学びます。
親の付き添いが必要なことがほとんどです。
2回/週などで、一回のレッスン時間も1時間程度。
お月謝も抑えてあり、先生も怖くありません。笑
②小学校入学〜小学校中学年
少し本格的になっていきます。
動きを学んだり、体の使い方を習ったりしていきます。
まだ骨が丈夫ではないのでトウシューズ(つま先立ち)は履きません。
柔らかなバレエシュースで踊ります。
親の付き添いは不要になり
レッスンは2〜3回/週などで
一回のレッスン時間も90分を超えてきます。
お月謝は少しずつ単価が上がっていきます。
③小学校高学年
難易度の高い動きを学びます。
体も綺麗になり、筋肉もついてきて
歩いている姿からバレリーナと分かるようになります。
親がレッスンを見ることはまずないので
どんなレッスンをしていたかは正確ではありませんが
ストレッチ→バーレッスン→センター(フロアを使ってターンやジャンプなど)
とスタンダードなバレエレッスンをこなします。
中学校に上がる前にトウシューズテストを受け、トウシューズを履き始めます。
この頃から才能の有無が分かりはじめます。
コンクールに出場する子も出てきます。
レッスンは2〜3回/週から 5〜6回/週 と幅が出てきます。
お月謝はレッスン回数に応じて高くなっていきます。
先生は厳しく指導するようになります。
④中学生
完全にアスリートレベルになっていきます。
表現力も出てきますし、トウシューズでしっかりと踊れるようになってきます。
筋肉が綺麗につき、しなやかな体になりますが
思春期でもありますので、体のバランスがとりにくく感じる時期でもあります。
本格的にバレリーナを目指す人と趣味で習う人と明確に分かれる時期でもあります。
本格的にバレリーナを目指す場合は
国内外のコンクールに出場し、スカラーシップをとり海外に留学する人が多いです。
レッスンは1〜2回/週の趣味の子から、7回/週のプロ志望まで多彩です。
コンクール出場・海外留学など、お金が飛ぶように出ていく家庭もあります。
先生は基本一番厳しくする学年だと思います。
⑤高校生
バレエもすっかり板につき、男性と踊ったり、発表会では主役級を演じることが多いです。
プロ志望の子は既に留学していていなくなっていることが多いです。
趣味で続けているお子様が多いと思います。
したがってレッスン頻度も3回/週前後と
落ち着いてくることが多いようです。
お勉強中心のため、やめ時を悩んでいる方も多いですし、
バレエを大学進学に利用される方もいます。
舞踊科とか、バレエを活かせる進学先もあります。
先生も優しめになってきます。
費用について。
どの学年においても共通で
発表会でお金がかかります。
通常レッスン料は他の習い事とそこまで大差がありません。
しかし、発表会は一回あたり7〜8万から30~50万円くらいかかると思います。
主な内訳は
出演料
衣装代
チケット代
です。
低学年の頃はチケット代が半分以上を占めるのではないでしょうか。
役柄や学年に応じてチケット販売のノルマがあります。
お友達や家族に販売する建前ですが、実際は差し上げている方がほとんどだと思います。
高学年になってくると、男性ゲストと踊る場合、ゲストの交通費・宿泊費・滞在費・お礼
を負担することになります。
したがって、ゲストと二人で踊るパ・ド・ドウをする場合
数十万円かかることが普通です。
こうなってくると恐ろしいですね!!
見えない費用としては
お化粧品代や新しいタイツやシューズ代金
(発表会においてバレエシューズやタイツは汚れていないものを使用します)
寄付金
観に来てくださったお友達へのお礼のプレゼント。
お花やプレゼントを持ってきてくださる方が多いです。
数万円はプラスでかかります。
また
コンクールや海外留学に挑戦する場合は
桁が違ってきます。
コンクール前には特別レッスンがありますからそのレッスン料をはじめとして
コンクールに付き添ってくださる先生への
付き添い料金・交通費・滞在費・食費・謝礼
が別途必要です。
海外のコンクールともなれば、ビジネスクラスを用意しなくてはならない場合も。
先生によります。ほんと。良心的な方から、大胆な方まで様々です・・・・
海外留学ともなれば、もっと費用がかかります。
学費免除をされる方はほんの一握り。
学費を部分または全額負担し、海外での生活費、帰国費用・・etc.
円安の今は特に大変だと思います。
学年が上がって、上手になればなるほどお金がかかります。
バレエ教室を選ばれる際は
プロになりたい場合はそれなりのレッスンが受けられるか
発表会の費用や、コンクールの際の先生への費用
をしっかりと確認された方が良いと思います。
先生方も聞かれ慣れていらっしゃると思うので
遠慮せずに確認することをお勧めします。
バレエは才能が大事
バレエこそ、体が資本です。
生まれつき持って生まれたものが物を言う世界です。
身体的なもの
膝が入ったまっすぐな脚
足の甲が高い
長い手足
長い首
股関節が開く
小顔
バレエは魅せる芸術ですので
そもそも舞台映えして美しくあった方が良いのです。
足の甲が高い・・とか、🤔何だろうって感じですよね。
これはトウシューズを履いて爪先で立った時に足が美しく見えるのです。
甲出しというトレーニングがあるくらいです。
バレリーナは、一番脚に関心があると言っても過言ではありません。
精神的なもの
努力家
強いメンタル
ただ毎日ぼーっとストレッチやバーレッスンをすればいいわけではありません。
毎回自分の体と向き合って、高めていかなくてはなりません。
レッスン時間も長くなりますし、先生も厳しい方が多いです。
メンタルが弱いと続けられない世界だと思います。
頭脳的なもの
頭の良さ
勘の良さ
どのスポーツもそうだと思いますがバレエも必要です。
アンシェヌマンというものがあります。
いくつかの基本的な動きを組み合わせて踊るレッスンです。
先生がお手本を一回見せます。
それをすぐに覚えて踊れる子、なかなか覚えられない子がいます。
発表会の振り付けの覚えの速さ、場取りの覚えの早さ等
頭の良さが必要なことが多々あります。
また、一を聞いて十を知るような子が可愛がられますし、伸びます。
打てば響くような子も。
身体的・精神的・頭脳的に揃っていて
尚且つバレエが好きな人でしたら
プロバレリーナになれるかもしれません⭐️
バレエと勉強の両立
我が家は次女ちゃんがバレエを習っています。
バレリーナの姿勢の良さ、身体的美しさに憧れて習わせました。
次女ちゃんは
足が綺麗で、甲が高く、痩せ型で、バレエ向きな体型ではあります。
一方、股関節が開きにくい体でもあります。
覚えもよく、ジャンプ力もありますので
コンクールに出場し、最高2位🥈という好成績を収めたこともあります。
しかし、中学受験で大きな壁とぶつかりました。
バレエレッスンは過酷で
平日も5~6時間あることも多々。
帰宅は基本23時くらい。
コンクール前は日をまたぐことも。
プロ思考の方は学校を休むことも多い様子でした。
我が家は勉強もとても大切にしていますので
バレエのレッスンが遅くまであったから翌日の学校は休む
という選択はどうしても抵抗がありました。
したがって、小学校6年生の夏に本格的なバレエ教室から
緩やかなバレエ教室に移籍しました。
私立難関中学の受験とバレエの両立はどうしても無理だと判断したためです。
移籍した先のお教室は物足りなさはあるものの 先生ごめんなさい
細々とでもバレエを続けることができています。
現在は2回/週 一回あたりのレッスン時間90分
という状況です。
以前在籍していた教室が過酷でしたから
今の教室でのバレエと勉強の両立は問題ありません。
テスト前1週間はレッスンも休んでいます。
その緩やかな教室でも、中学2年生の秋からバレエを辞めたり
セーブする生徒さんが多いです。
高校受験に向けての通塾のためです。
中学生は本格的にバレエをするか、勉強で生きていくか
選択する時期であることに間違いありません。
中高一貫校に通っている場合は高校受験の必要がありませんので
中学生まではのびのびと続けられることと思います。
次女ちゃんはプロになりたい気持ちはありません。
ただ、とってもバレエが好きなので
中学3年生の夏くらいまではこのペースでバレエを続け、その後一旦休むことになると思います。
高校生になってバレエを再開するかどうかはまだ未定です。
その時の気持ちによるのだと思います。
ただ、バレエはとてもリフレッシュになるそうですし
彼女自身のアイデンティティでもあると思いますので
続ける場合は親としてできる限りのサポートはするつもりです。
自分の経験からも、勉強以外に好きなこと、得意なことがあるのは
とても良いことです。
次女ちゃんはバレエを10年続けることができましたので素晴らしいと思っています。
誇りに思って良いと思います。
親バカですが
運動会などのダンスを見ても
とんでもなく美しく踊っています。
顔の付け方、表情、手足のしなやかさ、体幹の安定、リズム感・・・。
これがバレエを10年やっている人のダンスなのかと惚れ惚れします。
苦しかった時期もありますが
バレエをやっていて良かったなと私は心から思います。
前回に引き続き今回まで習い事のことを記事にしました。
子供が巣立つまで20年前後。
勉強の他に何か得意なことを・・好きなことを・・見つけてあげたい
そんな親心ですよね、習い事って。
子供の様子を見ながら、是非挑戦させてあげてください。
今日はここまでです。
本日も最後までお付き合いくださりありがとうございました❤️
なないろ
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