夫の育て方と大それたタイトルをつけましたが、自分も育てられてきました。
壁にぶつかっては何とか打開しようと努力を続けてきました。
自分と夫は一番近い他人です。
努力無くして上手くいくってことはないのではないでしょうか。
私たちの軌跡をご紹介します。
以前の夫(子供が生まれる前)
3年くらい二人暮らしでした。
最初から仕事人間でした。
私には優しく、私も可愛らしく甘えていた時代です。(笑)
恋人の延長のような、穏やかな日々でした。
家事はこの頃からほとんど私任せでした。
育った環境が男は家事育児をしない・・といった具合でした。
大黒柱として気負い始めた感じです。
以前の夫(子供が産まれて10年)
夫婦ピンチの10年間です。
前半は私も必死で、自分が無理をしていることにも気づいていませんでした。
夫に頼るという概念がなく、一人で抱えていた時期です。
後半は夫婦の協力形態に疑問を抱き、夫に働きかけるようになりました。
働きかけてもあまり変わってくれる様子もなく
気持ちは氷河のように冷めてしまった時期もあります。
夫婦生活もうすぐ20年ですが、振り返ってみて良かったこと、悪かったことを挙げてみますね。
悪かったこと
- 容量オーバーに家庭の仕事を引き受ける
- 夫に頼んだ家事育児を代わりにやってしまう
- 完璧を求める
良き妻、良き母になろうとするあまり、こんな具合の方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
夫の仕事が忙しいだろうと、できる人がするスタンスで、夫に頼んだはずの仕事までやってしまう。
ついにはストレスと疲労が重なり、自爆です。
抱えている家事育児がどれほど多いか知らなかった夫は、なぜ妻がこんなにキレているのか
理解し難かったでしょうね。
良かったこと
- 家事育児の見える化でリストアップし、仕事量を認識してもらう
- ありがとう・ごめんなさい を言ってもらう
- 夫分担の仕事には手をつけない
- 自分から変わろうとする
- 相手の失敗を許す
最初にしたことは、自分が行なっている家事育児を全て書き出しました。
見える化です。
流石の夫も仕事量の多さに驚いていた様子です。
それまではしてやってる感でわずかな家事をしていた夫ですが、その、してやってる感がまず無くなりました。
次に、夫の仕事(我が家は朝の食器洗い・ゴミ出し)を簡単に手伝わないようにしました。
ゾウさんは(夫です)それまで何度も、良かれと思って手助けした彼の仕事を、いつの間にかしなくなってしまった
という前科(言い方悪いですね、笑)があります。
したがって、出張や病気の時以外は代わりにやってあげることはしなくなりました。
自分の仕事だとしっかりと認識してくれたことと思います。
ゾウさんはなんと、『ありがとう』『ごめんなさい』が言えない人でした。
男のプライドか、言わなくても伝わるだろう・・みたいなところでしょう。
自分の機嫌の良い時は、分かってくれているはずと私も気にならないのですが、
疲れている時などはとても気に障ります。
この件はなかなか治らず、解決に5年以上年月を費やしました。
この二つの言葉は、妻をご機嫌にしますから、とても大切です。
最後に。一番効果的な事だと思います。
自分から変わること。
相手の非ばかりに気を取られていた時期があります。
自分も意固地になったりして。
ある時、それまでの不満を許すことにしました。
目に見えることだけが全てではないということ。
私の一生懸命すぎる姿がストレスだったかもしれません。
大黒柱として仕事で成功しなくてはならないと、私以上にプレッシャーはあったと思います。
要は、ゾウさんなりに、頑張ってきたということを、心から認めました。
自分から「ありがとう」「ごめんなさい」も言ってお手本?もやりますし、
カリカリしません。
私がこういう考え方に変わった時から、ゾウさんも変わっていきました。
今の夫
週に2回は子供達含め、家族4人分のお弁当を作ってくれます。
最初は悲惨なお弁当でしたが、今はとても上手です。
負担かなと心配した時期もありましたが、心を鬼にしてじっと我慢。
良いことが一つありました。
子供達のゾウさんに対する愛情が増したこと。
ゾウさん自身も子供たちとより関係が深くなり、愛情深くなりました。
お弁当作りの負担を超える喜びだと思います。
パパは仕事ばかり と子供達も割り切っていましたし、どこか冷めていました。
親子関係が改善しました。
仕事人間には変わりありませんが、家庭や育児にも気が回るようになりました。
ゾウさんは「おはよう」、「いただきます」も言えませんでしたが、こちらも言えるようになってきました。
成長していますね。
これからの夫
これからもきっともっと良くなると信じています。
私は、痛いほど子育てを通じて親の気持ちが分かるようになりました。
ゾウさんも私自身も、両親にとても大切に思われて育ってきましたので、
二人で幸せになろうと思います。
二人が幸せな姿を子供達が見て、子供達も努力して幸せになって欲しいです。
よく、子供が巣立ったら夫にご飯を作るのが面倒だとか聞きます。
私はこれまで家政婦さんに任せることが多かったので、料理が苦手です。
品数は少なくても、心を込めて、お料理をこれからゾウさんのために頑張りたいなと思っています。
子供にも、夫にも沢山愛情をあげて、もらって。
ああ、満足した。っと思って最後を迎えるのが理想です。
ゾウさんがどう考えているかは不明ですが、彼の変化を楽しみにしています。
最後まで読んでくださり今日もありがとうございます❤️
なないろ
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