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文理選択で悩む。おすすめ著書。親として何ができるのか。〜女医の子育て〜

森岡毅 

私もゾウさんも文理選択で悩んだ経験がありません。

目指す職業と自分の適性が一致していたからです。

親族も医療系が多いですが

唯一妹夫婦が文系です。

リアルな文系の世界を教えてもらったりしています。

長女はいよいよ文理選択の期限が迫ってきました。

15歳で将来の方向性を決めることは、結構難しいなと思っています。

目次

得意な事よりやりたい事を優先せよ

入学時より学校の先生から上記のように言われてきました。

現在の長女の気持ちは

  • 経営者になりたい
  • 物理学は好きだけど生業にはできない気がする
  • 医者になりたいとは思わない
  • サービス業になんとなく興味がある
  • 具体的な職業は現段階では決めることができない
  • 文系の職業が気になるけど、得意な科目は理系である

世の中の高校生の多くもこんな感じなのかなって想像します。

これになりたい!と決めている人の方が少ないのではないでしょうか。

長女は物理や数学が得意です。

一方地歴は苦手。

国語は良い時もありますが、極端に悪い時も。

英語は得意。

適性は理系なのですが、興味は文系寄り・・・

一時は、理系に進み、開発に携わった後経営者に・・というコースも思い描いていたようですが

ずっと研究したり開発したりする環境は自分に合っていないと最近感じるようです。

親から見た長女の長所は

  • 忍耐力・自己コントロール力に長けている
  • 冷静沈着である
  • 人を見る目がある
  • 志が高く野心がある
  • 集中力がある

親バカですかね、何をやっても成功しそうですね。(笑)

眺めてみると

やはり人と関わる仕事で経営者や士業は向いているでしょう。

私の職業である外科医は、技術者のように感じることが多々あります。

知識はもちろん必要なのですが、

技術職でもあります。

彼女は医者も向いてるかもしれませんが

もっと人や経済を動かしたりする職業の方が向いているのかもしれません。

案外、自分で自分が見えていますね。

残念ながら遺伝子により理系の頭を持って生まれてきた彼女ですが

『得意なことよりやりたい事を優先せよ』

の原則に従って、茨の道を進むのでしょうか。

著書『苦しかったときの話をしようか』

妹夫婦は法曹界にいます。

親族で唯一文系です。

電話で相談したら、長女に一冊の本を送ってくれました。

森岡毅さんの

苦しかったときの話をしようか

ビジネスマンの父が我が子のために書き溜めた「働くことの本質」

森岡毅 進路

森岡毅さんはマーケティング、USJの経営再建をされた方としてとても有名です。

お嬢様の就職活動に際し、ご自分の経験からのアドバイスを書かれております。

単なる就職活動のノウハウではなく、

やりたい事をやって充実した人生を送るための指南書といった感じです。

高校生(早い方では中学生でも。)から私やもっと上の世代の大人まで

ためになる本です。

一流の仕事をされている方の、実の娘に贈りたい大切なメッセージを

会ったこともない私たちが受け取れるのはとても貴重です。

華やかな内容ばかりではなく、若き日の苦労話も書かれています。

内容の1/4程度は企業の選び方などですが、

そこは就職活動を行いたい若い方、転職を考えている方に有益だと思います。

一気に最後まで読んでしまいましたが

共感した部分がほとんどでした。

  • 親として子離れは寂しいけど、自分の道を頑張って進んでほしい
  • 困難にぶつかっても乗り越えてほしい

一方、自分自身も学ぶことがありました。

森岡さんは長く勤めた会社を辞め、USJの再建をし、その後会社を立ち上げています。

  • 挑戦し続ける

この姿に感銘を受けました。

肝心の長女に向けての大事なポイントは

  • 自分の強みを見つける
  • 自分の弱いところや、興味のない分野を選ばない限り正解

腑に落ちます。

今の親としてのスタンスが間違いでは無かったと安心したとともに

それを裏付ける経験談が書かれており、後押しする親にも自信が持てます。

子供はとても不安だと思いますが、後押しする親が不安に思っていたらもっと不安になるでしょうね。

自己啓発本や生き方の指南書は沢山ありますし

自分でも迷った時など購入したりしますが

近しい人からのイチオシ本は素晴らしかったです。

人生で運命や縁を感じることが多々ありますが

この本もとても良いタイミングで私たちのところにやってきてくれました。

とてもおすすめの本ですので、是非皆様も読んでみてください⭐️

下にリンクを貼っておきますね🎵

https://amzn.to/3BS03cP

親としてできることは

色々な職業を調べたり、アンテナを張って色々な声に耳を傾けています。

高校生が親と相談したいことのトップは、将来の職業選択や大学選びだそうです。

価値観を押し付けるのではなく、

子供の話に耳を傾け

子供の真意や願望に気付きたいと思います。

森岡さんのようにグローバルな世界に身を置いておらず

小さな社会で生きていますから

私自身も社会について真剣に学ぼうと思います。

目標が高いほど、困難なことも多々あると思いますが

その時は『あなただったら大丈夫。自分を信じて頑張りなさい』

と言ってあげたいですし

とても疲れた時は

『休んでも大丈夫。その後またきっと前に進める』

と言ってあげたいです。

その気になれば、やり直せる

私の周りにも回り道して医者になったorなろうとしている人がいます。

また、結婚、闘病で医者として20年近くブランクがあったのに

研修医として

再び働き始めた友人もいます。

40代で医学部に合格したり、50代で医学部受験にトライしたり。

道中、どうしてもやりたい事が見つかったら

その時にやり直しをすれば良いのだと思います。

年齢や一般常識、思い込みで自分に自分で制限を設けてはいけないのだと思います。

例えその結果がどうなろうと、その過程は間違いなくプラスです。

そう思うと、思い切ってやってみたい事に飛び込んで

トライする勇気がアップしませんか。

私の周りの上記の三人は、キラキラしていますよ。

本日も最後までお付き合いくださりありがとうございます❤️

なないろ

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この記事を書いた人

@nanairoのアバター @nanairo 医師

40代 女性。 地方在住。
外科系女医。二人の女の子のママでもあります。
女性として、母として、妻として・・・
悩みながらも前向きに楽しく暮らしています。

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