MENU

勉強と習い事の両立 〜ピアノ編〜 女医の子育て。

ピアノ 勉強 両立

子供が興味のありそうなものがある場合や

塾など勉強系を含め

習い事をされているご家庭は多いと思います。

私自身も随分迷ったり悩んだりしました。

今回は

周りの医者がどうだったか、(地方国立医学部)

自分自身のこと、長女や次女の習い事事情など

一つの参考になればと思い書いてみますね。

今回はピアノ。次回はバレエを書きます。

私も子供達も、その他複数の習い事の経験がありますが

ピアノとバレエが両立で悩んだ習い事でしたので

この二つに絞って書かせていただきます。

目次

医者と習いごと事情

周りのお医者さん事情です。

ただし、地方国立医学部です。

ほとんどの方が塾通いを長くされています

小学校の3~4年生から高校まで通塾するのがスタンダードだと思います。

中高私立一貫校に通う方も個別や大手でなんだかんだと高校まで通塾が続いている印象です。

公立組はかなりの確率で高校までしっかりと通塾しています。

塾の拘束時間が長いため

その他の習い事は小学校3年生までで終了する方が多いと思います。

英会話・習字等は比較的長く続ける方もいらっしゃるようです。

ピアノやバレエなどの芸術系は練習量が必要なので、小学校で辞める方が多いです。

テニスやサッカーなどのスポーツ系も、時間が取られるため小学3年生の通塾前までで

終了する方が多いと思います。

『ずっと塾漬けだった』

と表現する方が非常に多いです。

現在は地方国立医学部も難関で、現役合格はかなりの学力が必要です。

大きな波に乗りたい場合は

残念ですが特別な才能がない限りは早々に習い事に見切りをつけて

通塾するのがスタンダードと言えるでしょう。

私の場合

一般的には両立の失敗症例かもしれません。

2歳から高校3年生の夏までピアノを続けてしまいました。

熱の入ったピークは小学校高学年〜中学校です。

年に2回コンクールに出ており、日々の練習量も相当でした。

小学校高学年からは

平日は朝食前・夕食前・後 トータル4〜5時間練習

休日は午前・午後・夜 と3ブロックに分けて練習しており、8〜9時間程度練習

小学校では授業中に学校の宿題を済ませ

自宅ではほとんど勉強していませんでした。

中学校では流石に自宅学習も少しはしていました。

相当練習していましたのでコンクールでは入賞の常連となり、優勝することも。

自分も、家族も、周りも、将来は音楽家と思っていた時代です。

私の両親は将来医者になる事を強要することが全くなかったので

音楽家になりたいのだろうと、飛行機代を捻出して有名な先生に習いに行かせてくれたりと

そちらの方面でサポートを沢山してもらいました。

しかし芸術とは残酷で、努力だけでは限界があります。

高校1年生の時、ピアノの先生から⚪︎⚪︎芸大は難しいだろう・・と言われ

それからダダダ・・・と崩れていきます。

ピアノ一筋で生きてきたのに今更勉強で生きていくなんて、想像できませんでした。

ピアノからも離れられず、勉強も中途半端な高校時代を過ごしました。

高校3年生の1学期に、ピアノの先生から医者になればと勧められ

親が医者だったからでしょうが、当時の成績は最悪だったです。先生知らなかったのでしょう。

高校3年生の夏に15年習ったピアノを辞めました。

ひどい成績でしたが、医学部を考えていると父に言ってみたら喜んでくれて。

担任の先生はかなり渋い顔をしましたが、両親だけは頑張れと応援してくれました。

浪人の話はまた後日書く予定ですが

2浪の末ラッキーにも国立大学医学部に合格することができました。

長く芸術をしていたせいか

勉強以外に誇れるものがあります。

様々な分野の芸術が好きです。

ピアノが関係しているかどうかは不明ですが、両方の手先が器用で外科手術は得意です。

医者っぽくないと必ず言われます。(パリピとかでは全くないです。笑。)

これは私のピアノを習っていた利点です。

一方で

2浪はかなりのダメージでした。

ピアノを早く辞めてれば、現役で合格したかもしれないと思ったこともありますが

今は必ずしもそうではないとも感じています。

ただし、15年情熱を注いだ経験は私の中ではとても大切なものとなっているのは確かです。

一方で、人生2周目があるとすれば、

中学生からもっと勉強もしていたと思います。笑。

高校1年生で見切りをつけていたら良かったのかな。。とも思います。

長女の場合

長女も次女もピアノを習っていました。

特に長女には才能を感じましたので

小学校まではやはり音楽の道へ進む可能性も視野に入れて

良い先生に師事したり、コンクールに出たりしておりました。

しかし、私自身が

芸術で身を立てることより勉強で身を立てることの方が簡単だと感じていますので

長女を見ていて勉強>ピアノ

と判断し、中学生になり長女と相談し

ピアノの比率を下げ、勉強にシフトしていきました。

中学2年生の夏にピアノを辞めました。

少し寂しい気もします。

上手だったので勿体無い気持ちもします。

学校の合唱で伴奏するのを聴いてもやはりとても上手ですから

細々と続けさせても良かったのかもしれません。

しかし、長女は私の前半の過酷な人生を知っておりますので

キッパリとピアノから縁を切って

勉強にシフトしてしまいました。泣。

ピアノと勉強の両立は可能か?

ピアノばかりに偏らず、

勉強の大切さも教えた上で両立を目指してみてはどうでしょうか。

東大×ピアニスト

医者×ピアニスト

で有名な方もいらっしゃいます。

ただし、稀ですよね。笑。

私から見たら、天才です。

でも、不可能ではないですし

両方極めたらもっと素晴らしい景色が見れるのだと思います。

親も子も相当な勇気と努力が必要かとは思いますが。

両方の才能がある場合は頑張ってみても良いかと思います。

要領が良くなる必要もありますね。

ただし、天才ではない場合は、難関大学に現役合格するためには

やはり3年間はしっかりと勉強が必要だと考えます。

個人的には高校1年生が一つの見極め時かなと思います。

習い事を必死に取り組んできた人は

その後の勉強の切り替えもスパッと行くように思います。

いかがでしたでしょうか。

今日は習い事のお話でした。

最後までお付き合いくださりありがとうございます❤️

なないろ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

@nanairoのアバター @nanairo 医師

40代 女性。 地方在住。
外科系女医。二人の女の子のママでもあります。
女性として、母として、妻として・・・
悩みながらも前向きに楽しく暮らしています。

コメント

コメントする

目次