通塾せずに高校受験をすることを決意しました。
勉強のペースが落ちないよう、ざっくりとスケジュールを作りました。
子供の能力や継続力も未知数なため、理想という形でしたが、作りながら受験に対する心構えができました。
大まかなスケジュール
- 中1秋まで:中1範囲終了
- 中2夏休み明けまで:中2範囲終了
- 中3夏休みまで:中3範囲終了
- 中3夏休み〜秋まで:過去問+総復習
- 私立受験前1ヶ月:過去問
- 私立受験後〜公立受験:公立過去問
現実は3と4は大きく異なっていきます。
しかし、この計画自体は振り返ってみても悪くなかった気がします。
4月入学まで 〜塾なし高校受験〜
入学までが勝負!
とよく耳にしますね。中学受験が終了し、1ヶ月程度穏やかな時間を過ごしましたが
3月から中学に向けスイッチを入れました。
数学・英語の教科書程度の問題集を1単元終わらせることとしました。
入学直後はお友達を作ったり、部活動に入って忙しくなったりとなかなか腰を据えて勉強できません。
第1回目の定期試験が肝心です。
入学後勉強のペースが落ちても大丈夫なように、先取り学習をして余裕を持たせておきましょう。
ちなみに特待を逃した長女ですが、第1回目の定期試験で3位をとりました。
親としては、入学試験で特待が取れなかったので
15位以内であれば良いなとか
30位に入れなかったら計画の立て直しかな・・と考えていましたから、万々歳です。
長女もこのテストで自信を取り戻し、「自分は頑張ればできるのかも。」と心に勇気の炎ができました。
中1から中3夏まで 〜塾なし高校受験〜
- 基本的に先取り学習は以下のものを1回終了したら単元終了と判断していくこととしました。
- 教科書
- 教科書程度の問題集
- 難易度の高い問題集
定期テストは重要視していました。
長女に足りないものは、やればできるという自信だと思いましたので
順位として分かりやすく評価が出るテストは、単なるテストとは捉えません。
自分の努力の結果でもあり、不足している点を教えてくれます。
過度に緊張するタイプですので緊張と向き合う機会でもあります。
定期テストは相談のもと、通常より長い、3週間前から準備しました。
- 教科書
- 学校指定の問題集
- 学校から配布されたプリント
- 先取りで使用した教科書程度の問題集
- 先取りで使用した難易度の高い問題集
上記1→5を各教科繰り返し解きました。
基本的に間違えた問題のみ解きますので、2周目、3周目と回を増すごとに所用時間は減っていきます。
心配性な長女は最低7周は繰り返していました。
高校入学後は作戦を変えましたが
中学は何よりも自信を取り戻して欲しかったので
定期テストにかける時間は長いとは思いましたが、彼女の希望通りに3週間前から取り組みました。
結果、その後のテストは一度5位まで落ちましたが
そのあと卒業まで1位をキープし続けることができました。
この事実が彼女に大きな自信をもたらしたことは言うまでもありません。
大手塾での対外模試も年に6回程度受けておりました。
公立向けと、難関私立向けの2種類です。
公立は一度だけB判定を取りましたが、それ以外はずっとA判定でした。
難関私立向けの模試はまだまだ志望校には届かずといった具合で進んでいきました。
中3夏から秋まで 〜塾なし高校受験〜
定期テストに時間を取られ、先取り学習は遅れ気味。
予定よりも遅れていました。
中3までの範囲を夏休み前に終了する予定が
理科は夏休み中までかかりました。
難関私立高校の過去問は中2の夏にも解きましたが、
夏休み開始時・夏休み終了時 の2回解きました。
各教科に関しては
数学:さらに難しい問題集を購入し、新鮮な難問に触れ続ける
英語:一日1個毎日長文+問題集の復習 イディオムや文法の問題集を追加
国語:難関私立向き問題集を定期的に解いた
理科:物理の苦手分野を強化した
社会:解いてきた問題集の復習をした
過去問は解くたびに点数は上がりましたが
まだまだ難関私立高校のボーダーラインからは遠い感じでした。
中3秋から入試まで 〜塾なし高校受験〜
1ヶ月毎に計画を練り直しておりました。
国語:得意な方でしたが、古文や漢文を強化
数学:入試に頻出の図形を強化。
英語:長文は続け、イディオムや文法の問題集を継続。
理科:物理が克服でき、過去の問題集を復習
社会:やや苦手分野。新しい問題集は手をつけず、ひたすら復習
一方、後悔もはっきりしてきました。
数学:図形を克服しつつある段階で入試。あと一ヶ月早く取り組んでいれば良かったかなと。
過去問はようやく平均点を超えることもあり。しかしボーダーギリギリのことが多かった。
英語:発音記号の問題が完全にノーマークだったことに気づく。痛恨のミスです。
過去問はボーダーから平均点未満といった感じ。
理科:過去問は乱高下。物理に左右されていました。
社会:完全に苦手科目でした。ボーダーを超えないことも多々。
国語:得点源でした。平均点以下はあまりなかった。
過去問は合計15年分くらい解きました。
最後の3,4回はボーダーから平均点の間といった具合。
頑張りましたが、万が一合格しても苦労するかなという印象でした。
親として大変だったことはこれは通塾されている皆様もお感じでしょうが
難関私立高校過去問の採点がとても大変でした。😭
国語の文章は全て長く難解。
英語の長文も超長い。
親も問題に目を通して採点しなければならず、とても疲弊しました。笑
私立受験が終了し、公立高校まで1ヶ月。
私立は基礎知識を問うよりも、その知識をつなげた理解を問うものでした。
公立はまさに知識そのものを問われるもの。
正しく記載する癖がなかったため、漢字間違いや綴り間違いがあり
その点はドキッとしましたが、見事に1ヶ月で切り替えて公立は比較的余裕で合格しました。
公立高校向けの直前模試も1週間ごとに4回受験しました。全てA 判定でした。
難関私立高校の不合格の敗因は、
問題傾向の把握が遅かった
先取り学習が遅れた
と考えています。
通塾なしの欠点とも言えますね。
しかし、自律という大きな財産を得られましたし
公立トップ校にきっちりと合格できたので
現在のところ通塾なしで良かったと
心から感じていますよ。
いかがでしたか。
今日もここまで読んでくださりありがとうございました。
なないろ
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